狂ったTwitterリレー小説

狂ったTwitterリレー小説とは。

その名の通りTwitterで行われるリレー小説である。どのような理不尽な展開になろうが続きを書かなければならないという過酷な環境に身を置き、冷静さと状況に対する柔軟な対応をメンバーに養ってもらうというのが目的である。嘘です。暇つぶし企画です。

第一回狂ったTwitterリレー小説

参加人数:3人 制限時間:2時間

 

【第1回狂った歯車堂Twitterリレー小説】

私は腕時計をしながらコンセントも何もない南極でお湯を沸かしていた。 

 否、何もないは語弊があった。お湯を沸かしているのだからヤカンとコンロはある。 蒼狗

 そういえば、今日はまだ何も食べていなかったなと視界の隅に捉えたペンギンを見て思う。 白猫

 突如空腹を訴え始めた胃に苛立ちを覚えながら、私は黙ってヤカンを手に取った。 かいこん

 しかし次の瞬間、ペンギンの群れが突如として消えた。蒼狗

 「あれぇ...もしかして空腹なの気づかれちゃったかねぇ」 白猫

 表に出した表情とは裏腹に、私は非常に焦っていた。手に持っているヤカンが熱いのだ。 かいこん

 しかしこれは貴重な熱湯である。手を離してしまっては元も子もない。蒼狗

 たった1人、この分厚い氷の上に取り残された私のやりきれない気持ちとヤカン一杯のお湯をどうしてくれようか。 白猫

 そこで私はふと思い出した。ここは『南極』であることと『腕時計の存在』を。 かいこん

 私はすぐさま腕時計を外すとヤカンの中に入れた。するとどうしたことであろうか。蒼狗

 「どうだ。熱湯に入れられて熱いだろう?熱いのだろう?Gシ◯ック自慢の防水機能もこれでは役に立つまい」 白猫

 ふざけないで!もうあなたなんか知らない、こうしてやるんだから!」かいこん

 私が振り返ろうとした瞬間、突如として現れた声の主に弾き飛ばされる。蒼狗

 痛みで脇腹を押さえながら声のする方を見ると1羽のペンギンがいた。白猫

 「なんですって……!?私の体当たりが効かない……!?」ペンギンは酷く動揺していた。かいこん

 なんであろうが攻撃を仕掛けてきたのだ。目には目を歯には歯を。私は氷の中に腕を突っ込み、影を潜めていたアザラシを引っ張り出す。蒼狗

 そして、そのままアザラシを動揺を隠しきれていないペンギンに差し出す。白猫

 「チェックメイトだ…」かいこん

 私の言葉とともに背後の氷が割れる。蒼狗

 あまりに大きな音を立てて氷が割れたために驚いたペンギンとアザラシは逃げていった。 白猫

 それと同時に私の位置も危なくなる。私はつけっ放しだったコンロを持って丘へ急いだ。 かいこん

 これが後に語られる『南極聖火リレー』の始まりである。 完 白猫